SDを使った生成で必須とも言えるEasyNegative、最近はこちらも種類が増えてます。
今回はEasyNegativeの導入・使い方の紹介と、他の同様の機能「embeddings」の紹介です。
自分の画風やモデル、目的に合った物を探す手助けになれば幸いです。
EasyNegativeとは
EasyNegativeは学習モデルの一種で「悪い要素の詰め合わせ」です。
NegativePrompt欄に入れる事で質が低い要素を取り除き、相対的に質を上げます。
品質系ネガティブプロンプトが1つに纏まった事で、
NegativePrompt欄はスッキリし()1.0等の強度で調節も可能。
ただし半年以上前の物なので、それ以降に出たモデルの表現や特性と合わない部分もあります。
導入方法(EasyNegative)
以下のリンクからHugging faceの作者ページを開きます。
EasyNegative.safetensorsを、embeddingsへダウンロードします。
導入したらWeb UIを立ち上げて、Generateの下にあるマークを押して
Textual Inversionを開いて確認します。
使用方法
Textual InversionにあるEasyNegativeをクリックすると、
アクティブになってるPrompt欄かNegativePrompt欄に出ます。
NegativePrompt欄に張り付けて()1.0で強度を付け、
試しに1 girl, polo shirt, hot pants,で生成してみます。
このように全体的な品質に大きく違いが出ます。
強度の差を見てみます。
左下のscriptからx/y/z plotを選び、x typeからPromptS/Rを選択。
(EasyNegative)0.0にして、0.0から1.2までを連続して生成します。
0.0でも強い効果がある事が分かります。
しかし現在ではモデル自体に描画や表現の個性を持たせた物もあるので、
EasyNegativeの質感が「効きすぎる」場合もあります。
embeddingsモデル
参考までに、他のembeddings学習モデルを紹介します。
ちなみにLoRAと同様に
embeddingsフォルダに「同じ名前+.png」の画像を置く事でアイコンを変える事が出来ます。
EasyNegativeなら「EasyNegative.png」です。
EasyNegativeV2
EasyNegativeから更に強い質感を出すための強化版です。
SimpleNegative V1, V2, animeV1
EasyNegativeより効果を軽くし、モデルの持つ描画や特徴を濃く出します。
animeV1はアニメ画風になるよう調整した内容となってます。
bad_prompt_version2
よりモデルへの影響を抑え、手や指先を良くする内容です。
他にもembeddingsは実写質感の物や、EasyNegativeと同様に低品質回避の物があります。
civitaiのembeddingsカテゴリー覧リンク
注意。EasyNegativeはembeddingsの学習モデルの1種ではありますが、
embeddingsの学習モデルの全てがEasyNegativeのように使うわけではありません。
導入前に使い方・内容・ライセンス・評価は確認しましょう。
大抵は英語で書かれてますが、説明的な文章なので機械翻訳でも何となく読み取れます。
自分の目的とする質感や描写により近づくためには必要な部分なので、
余力があれば探してみるのもオススメします。
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