8月31日、AUTOMATIC1111様のstable diffusionの配布ページは
git codeがバージョン1.6に変わりました。
拡張機能は対応・安定化がまだしばらく掛かると思われます。
↓今使ってるSD環境に影響が無いように最新版を導入する方法↓
というわけで今回はAUTOMATIC1111様のgithubページから、
最新版ではなく、拡張機能が安定する少し前のバージョンを入れる方法の紹介です。
1.5.2以外も入れる事が出来るので、今後の備忘録として新しくまとめました。
最新版を素早く入れない方が良い理由
stable diffusionは多数の有志が拡張機能の作成と更新を行ってるため、
SDの最新版では拡張機能の対応がまだ出来てなかったり、
拡張機能同士の相互干渉エラーの発生など「最新版で起こる不具合」があります。
「出来るだけ新しいバージョンを入れた方が望ましい」けど
「常に全てを最新にすると、最新版特有の不具合が起こる事もある」
最新版で起こる不具合は「更新されるまで直らない」場合だと生成に支障が出ますし
エラー解決の記事なども出てない/少ないため自力での解決は難しめです。
最新から数歩手前の物は比較的に動作が安定しており、エラーが発生しても
解決の記事が有ったりするため自力での解決もしやすいです。
githubのアセットから特定のバージョンを入手する
githubを全く理解してなかったのですが、githubは通常だと
リポジトリにこれまで配布してたバージョンを保存してる過去ログ
「Releases」というタブが有ります。
その理解も深めつつ、今回目的のバージョン(1.5.2)へ向かいます。
Releasesタブ
まずはstable-diffusion-webuiのページを開きます。
この先に過去に配布してたバージョンが載ってます。
このページの「compare」という部分が目次のような役割になってます。
compareを参照して今回目的のバージョン(1.5.2)を発見しました。
そこまでスクロールして降りていきます。
このzipをダウンロードして解凍すると、git cloneで入れてたように
初回起動前のstable diffusionが展開されました。
後はこのstable diffusionを自分が置きたい場所に移し、
別の投稿で紹介したようにmodels\Stable-diffusionに
- モデルを入れる
- Stable diffusionの起動設定を変えてモデル参照先を指定する
- シンボリックリンクを作成する
上記いずれかを行い初回起動し、動作とジェネレート(生成)を確認します。
シンボリックリンクからの流れは最新版を入れる記事と同じ
なので↓こちら↓にどうぞ。
最後に
昨日のStable diffusionの入れ方を紹介した次の日に配布ページが更新し、
中身が変わって昨日の投稿が無駄になったかもしれないという衝撃は
正直かなり焦りました。
しかしおかげでgithubのReleasesと、過去バージョンの導入方法について
知る機会になったので怪我の功名と言えます。